羽織とコートについて
呉服・寝具の問屋 内山商店の店長 内山です。
羽織とコートは何が違うんですか?とよく聞かれることがあります。
羽織は洋服で例えるとジャケット、コートは洋服と同じでコートということになりますが、基本的な使い方と種類を書いてみたいと思います。
羽織
羽織は洋服で例えるとジャケットと書きましたがまさにそんな感じで、普段着の上に羽織れば少しかしこまった感じになり、防寒にもなります。
また、外出先や室内でも脱ぐ必要はありません。(ジャケット同じですね!!)
季節で言うともみじが色付き始めたころから桜の季節くらいまでといわれています。
洋服用のジャケットにさまざまな種類があり、おしゃれを楽しむのと一緒で、羽織もおしゃれの見せ所なので、生地の素材、裏地(羽裏)、羽織丈、羽織紐など、コーディネートを楽しんでいただきたいです。
コート
代表的な着物のコートには「道行コート」と「道中着」があります。
コートの素材によって合わせる着物が変わってきますが、かんたんに分類すると、道行コートはおしゃれ(カジュアル)なきものからフォーマルなきものまで、道中着はおしゃれ向きのコートになると思います。
洋服のコートと同じで外出着なので室内では脱ぐのがマナーになります。
着用時期は羽織と同じです。
また、雨の日用に撥水加工を施して着物の裾を隠す長さの雨コートというのもございます。
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